●はやりめ
はやり目は、一般的に感染力の強いウィルスによってかかる結膜炎のことをいいます。
また、感染源のウィルスの種類によって、主に次の3種類に分けられます。
- (1)流行性角結膜炎
最も多い結膜炎です。まぶたの皮膚の腫れ、まぶたの裏側の腫れや充血、流涙などの症状が激しくあらわれます。
感染してから7~14日で発病します。角膜に白い斑点が残り視力障害が長く続くことがあります。
しっかりとした眼科での治療を受けることが大切です。
- (2)急性出血性結膜炎
感染してから1~2日後に突然結膜に出血を起こし、異物感や、痛みを感じます。
また、光などを見るとまぶしく感じ、まぶたの裏側に腫れができるのが特徴です。
熱を出すこともあります(アポロ熱)。
- (3)咽頭結膜炎
プールでうつることが多いので、「プール熱」とも呼ばれます。
まぶたの裏側に腫れや充血の他に、のどが痛くなり、39度前後の熱が出ることがあります。
感染してから5~7日で発病します。
接触やプール、風呂によって人にうつるのがはやり目の特徴です。大きな流行を起こすこともあります。
大切なことは、はやり目にかからないように予防すること、もしかかってしまっても他人にうつさないことです。
ウィルスに対して効果を発揮する点眼薬はありません。
ウィルスに対する抵抗力をつけるため、休養を十分にとって体力をおとさないことが必要です。
補助的に他の細菌による感染を起こさないために点眼薬や、炎症をおさえるための点眼薬などを使用します。必ず眼科できちんと指導を受けて下さい。
●はやり目をうつさないために
はやり目の原因は、ほとんどがウィルスですが、その他に細菌、クラミジアなどが原因になることもあります。
はやり目は接触によって人にうつるのが特徴です。
はやり目にかかった場合は、あなたの目やにや涙が他の人につくと他の人も同じ症状になることが多いですので、以下のことに注意してまわりの人にうつさないことが重要です。
- (1)手をせっけんで充分良く洗い、清潔を心がけましょう。また、ペーパータオルなどを用いて手を拭き、その後は、捨てるようにしてください。
- (2)はやり目の患者さんは公衆浴場やプールに入らないようにしましょう。また、症状が出なくなったあとでも2週間は入らないようにしましょう。
- (3)目やまぶたには触らないようにし、他の人と共有するものにはできるだけ触れないようにしましょう。また、触ったものや使用したものはできるだけ消毒し、乾燥機や日光でよく乾燥させるようにしましょう。
- (4)外出はできるだけ避けてください。
- (5)風呂は最後に入り、なるべく湯船には入らずにシャワーのみにしてください。
- (6)家族と共有している物(洗面器、タオルなど)は別々にしましょう。
- (7)お医者さんの指示を受けて、学校、幼稚園、保育園の教諭などに報告し、休みましょう。多くの人と接触する仕事の方も休みを取ってください。
はやり目は他人にうつりやすい病気です。勝手に自己判断をしたりせずに、必ず眼科医の診断を受けるようにしましょう。